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生産量は世界第一位!イタリアワインの特徴

生産量は世界第一位!イタリアワインの特徴

ワインといえばフランスをイメージする人は多いと思います。
しかし生産量ではイタリアが世界第1位。イタリアワインの特徴は多種多様で、それぞれの州で個性のあるワインが造られています。

はじめてイタリアのワインを飲んだ方や、普段はフランスワインばかりの方!
イタリアワインの特徴を知ると、きっと魅力たっぷりのイタリアワインにドはまりするはずです。

生産量で世界第一位のワイン大国イタリア

ブドウ畑

イタリアは、ヨーロッパの中でもワイン大国といわれています。
冒頭でも紹介したとおり、ワインの生産量がフランスとスペインを抜いて世界第1位です。

イタリアではワインも食文化のひとつ

イタリア料理と赤白ワイン

イタリアは「ワインが水代わり」「水よりワインが安い」といわれることも。
メッシタ(ワインの量り売り専門店)では価格も手頃。1人当たりのワイン消費量は、世界第3位で46リットルと日本の約15倍もワインを嗜んでおり食文化のひとつです。

Check!!

イタリアワインを楽しむなら料理との相性を考えると◎
いわゆるマリアージュのことで、お食事と一緒にワインも楽しんでみてください。

すべての州でワインを生産

イタリアの地図

イタリアには全部で20の州があります。
イタリアの国土面積は約30万km2(日本の国土面積が日本が38万km2)で、すべての州でワインを生産しています。

MEMO

南北に広がる州それぞれで個性があります。
とくにピエモンテ州とトスカーナ州が有名で、イタリアの2大銘醸地として知られています。

ブドウ栽培に適した地中海性気候

イタリアのカプリ島

イタリアは、地中海性気候の地域です。
地中海性気候はブドウ栽培に最適な気候。ブドウ栽培における休眠期の冬は適度に雨が降り、ブドウの成熟期である夏は日照時間が多く降水量が少ないため、病害のリスクが少ないのもメリットもあります。

MEMO

地中海性気候といっても南部と北部では全く異なります。
そのためワインの特徴も地域により異なる味わいが楽しめるのがイタリアワインの特徴です。

500種類以上の土着品種

虫などの被害対策をしたブドウ

イタリアは、土着品種の宝庫です。
土着品種とは、その土地で育ってきた固有の遺伝子を持つブドウ品種のこと。その地域でしか栽培されません。

イタリア政府認定の品種だけで約500種類
推定では2,000種類ともいわれており、一生をかけても制覇できないほど。品種の多さが多種多様なイタリアワインを生み出しています

これだけ覚えておけば選びやすい!イタリアの土着品種

名称 品種 特徴
トレッビアーノ 白ブドウ イタリア全土で栽培される品種のひとつ。コスパのいいワインが多く、デイリーワインも豊富です。
サンジョヴェーゼ 黒ブドウ 赤ワイン用の品種でもっとも有名な品種です。イタリアワインの中でも有名なキャンティに使われています。
ネッビオーロ 黒ブドウ イタリアの高級ワインで有名なバローロに使用される品種。厳しい栽培条件があり、ピエモンテ州の一部でしか栽培されません。
注意点

国や地域で名称がかわるブドウの品種もあります。シノニムといわれているもので、トレッビアーノは「サンテミリオン」や「ユニ・ブラン」の別名があります。

イタリア独自の格付け

ソムリエの試飲

イタリアでは法律で厳格にワインが管理されています。
フランスの格付け(AOC)が有名ですが、イタリアでも1963年にDOC法(原産地呼称管理法)というワイン法が制定されています。

最上位のD.O.C.G(統制保証原産地呼称ワイン)を頂点として、以下の3段階に分類されます。

D.O.C.G(統制保証原産地呼称ワイン)

76の銘柄が格付けされています。
もっとも厳しい基準の上級ワインで、ブドウの収量やワインの収量・アルコール度数などの規定をクリアし、輸出時に検査を受けなければなりません。また申請前に10年以上D.O.Pである必要があります。

MEMO

D.O.C.Gのワインボトルの首には政府認定の帯が貼られます。

D.O.P(統制原産地呼称ワイン)

334の銘柄が格付けされています。
D.O.C.Gに次ぐ格付け等級で、生産地やブドウ品種、栽培方法などの規定をクリアしています。また申請前に5年以上I.G.Tである必要があります。

MEMO

最上位のD.O.C.Gとは違って帯は任意です。

I.G.T(地域特性表示ワイン)

生産地の名前を使用できる銘柄です。
最低でも記載地域のブドウを85%を使わなければなりませんが、15%は表示地域以外も混ぜても問題ありません。

産地別のイタリアワインの特徴

前述のとおりワインはイタリア全土で生産されています。
南北に広いイタリアでは、地域ににより個性豊かなため、地域別に特徴を紹介します。

イタリア北部のワイン

イタリア北部のブドウ畑

アルプス山脈に面し、夏は暑く冬は寒さが厳しいのが北部です。
州名でいえば、ピエモンテ州・ヴェネト州・ロンバルディア州などがあります。

ピエモンテ州

フランスとスイスに接しており、山の麓を意味します。
造られるワインの90%以上がD.O.P.ワインで、ピエモンテを代表する「ネビオーロ」という品種から造られます。

Check!!

ワインの王と称賛される「バローロ」、「バローロ」の弟分である「バルバレスコ」などのD.O.C.G.ワインなど、イタリアでも有数の優れた産地です。

イタリア赤ワインの最高峰 アマローネ

イタリアで最大のワイン生産量を誇る水の都・ヴェネチア。
イタリアの赤ワインの中でも最高級といわれるアマローネが有名です。

アマローネとは、陰干しした葡萄で造られるワインのこと。
3~4ヶ月ほど葡萄を陰干しして水分を飛ばし、濃縮した果汁だけで造るため、非常に濃厚で生産量が少なく、希少性が高いワインです。

スパークリングワインといえばフランチャコルタ

山、海、平野と地形に恵まれたロンバルディア州。
日本ではフランチャコルタが有名で、瓶内二次発酵のスパークリングワインです。ロンバルディア州は、高級ワインからデイリーワインまでさまざまなワインが造らる地域でもあります。

イタリア中部のワイン

イタリア中部のブドウ畑

アペニン山やアドリア海、ティレニ海に面する中部地域。
ワインの産地としては、イタリア屈指のトスカーナ州やラツィオ州などがあります。

D.O.C.G.ワインが豊富なトスカーナ州

トスカーナ州は、ピエモンテ州の次にD.O.P.ワインが多い地域
トスカーナ地方を代表するブドウの品種「サンジョヴェーゼ」を主体として、キャンティやキャンティクラシコ、イタリアワインの女王といわれるブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどがあります。

ワイン法やブドウの品種にとらわれないスーパータスカン

トスカーナ州のボルゲリ地区で造られるスーパータスカン
スーパータスカンとは、ワイン法や葡萄品種にとらわれずに、カベルネソーヴィニヨンやメルローなどを好きなようにブレンドして造られた個性豊かなワインです。

Check!!

有名な銘柄では、サッシカイアやオルネライアなどのD.O.C.ワインがあります。品質の高さから一躍世界に名を知られるようになりました。

首都ローマで造られる白ワイン

ラツィオ州の州都であるイタリアの首都ローマ。
ワインの歴史は、古代ローマ時代から3,000年の歴史を誇る地域です。

Check!!

トスカーナ州では8割が赤ワインですが、ラツィオ州で生産される7割が白ワインで、日本食とも相性がよく、デイリーワインとしておすすめです。

イタリア南部のワイン

イタリア南部のブドウ畑

イタリア半島のつま先部分と呼ばれるイタリア南部。
温暖な気候と、日照量が多い地域のため、ブドウ栽培に適しており赤ワインの生産量の多い地域です。

南イタリアで最も尊敬されるワイン

南イタリアのワインで真っ先に思い浮かぶのがタウラージです。
主にカンパーニア州で生産されているアリアニコというブドウ品種で造られるワインで、強いタンニンと豊富な酸を持つフルボディのワインが多くあります。また長期熟成型で豊かな香りのワインが特徴です。

世界4大酒精強化ワインのマルサラ

酒精強化ワインとは、ワインに蒸留したアルコールを加えて造る醸造方法のことです。

シチリア州のマルサラはオーク樽で熟成させます。
そのため香ばしさが特徴的で、辛口は食前酒として、甘口は食後に親しまれています

イタリアワインの特徴まとめ

イタリアでは全土でワインが造られていて、どれも個性が豊かなのが特徴的です。
イタリア人の性格が出ているのかもしれません。イタリアワインと一言で言ってもとてもたくさんの個性的なものがあるので、自分のお気に入りのものを探してみるのも面白いと思います。