2000軒以上の農家を束ねるシチリア州の中でも最大規模の生産者
シチリア島の西部、マルサラの近くに1962年に設立し、シチリア西部の2,000軒を超える農家を束ねる協同組合で、シチリア州の中でも最大規模の生産者の1つとされています。カンティーネ・エウロパのコンセプトは最高品質のブドウを造ること。徹底した品質管理、最新の醸造施設、土壌や栽培、そして研究を重ねることで高品質、かつシチリアのブドウとテロワールの魅力を余すことなく表現したワインを造っています。ワイナリーではソーラーパネルを醸造所の屋根全体に設置するなど、環境に配慮したワイン造りにも意欲的に取り組んでいます。高品質なワイン造りが世界中で認められてきており、各国のニーズに対応すべく現在はシチリア東部、カターニャのヴァルヴェルデ(Valverde)にも施設を構えています。
■生産者情報
カンティーネ・エウロパでは、大学の研究機関と協力し、栽培や醸造技術の向上を目指しています。白ブドウのクリオ・マセラシオン(低温での醸し)の研究や黒ブドウの色素の抽出方法など、よりブドウの個性にあった醸造方法を見つけるため、日々研究を重ねています。ブドウ栽培農家への指導、人材育成に積極的に取り組み、醸造では最新のテクノロジーを備え各ブドウのキャラクターを最大限に生かしたワインを造ることができます。
畑はトータルで、実に3600ha以上。畑は大部分が平地で、内陸部に行くにつれて丘陵地が現れます。土壌は多くが肥沃な粘土質土壌になります。乾燥した地域ですが、その土壌に適したブドウ品種を選択し適切な栽培方法を選ぶことによって、高品質で果実味がしっかりしたブドウの個性を表現したワインを造ることができます。
畑はシチリア島の西部にある地中海に面した沿岸都市のあるトラパニ県を中心に広がっています。典型的な地中海性気候で4月-5月中旬にかけて日差しが強くなり7-9月は湿度が低く、乾燥した過ごしやすい気候が続きます。美しい海を一望できることからバカンスに訪れる人も多い地域です |